プラント・工場

PLANT & FACTORY

ライン式クリーンルーム

ライン式クリーンルームは代表的なユニット式クリーンルームです。サプライダクト(ライン式二重ダクト・気流調整内部ダクト付)から吹き出る安定した気流は、室内全体に広がり空調ユニット(ACU)下部へと流れACU内部を通って循環します。この流れは、理想的なクリーンルームの気流であり高度な清浄空間を実現します。


また、サプライダクトによる安定した気流は、温湿度の均一化も実現しイニシャルコスト、ランニングコストの削減にもつながります。さらに設置場所の天井裏や機械設置スペース等を気にせず設計して設置できるのもライン式クリーンルームの特徴です。

ライン式とダクト式の比較

FEATURE

項目ACU工法
(ライン式クリーンルーム)
従来工法
(ダクト式クリーンルーム)
仕上り工場加工のため、仕上がりが均一です。現場主体なので仕上がりにムラがあります。
工期工場製作なので現場での組立が容易です。天井内のダクト等、現場作業が多く時間がかかります。
スペースACU、CU、SDとも室内に設置してあるため、機械室が不要で天井も高くとれます。機械、ダクト共室外のため機械室が必要。また、天井高も制限されます。
増設・移設ユニット式なので移設が可能で、CU等を増設すればグレードアップも容易になります。天井のダクト改修と機械の交換等で増設は困難。また、ダクトは取り外しての再利用は無理。
ランニングコスト各ACUに付属のセンサーが独自に作動してエリアごとの制御をします。 また、室内空気はACU底面より効率がよくリターンされ、風量換気回数が少なくてすみます。空調のセンサーは部屋の1か所になり、エリアごとの制御が不可能になる。 天井内ダクトの漏れと吸込みにより必要以上の空調負荷がかかり気流も悪く換気量も多くなります。
メンテナンスACU、CU、SDとも室内にあるため、ACU内のフィルター交換が容易になります。天井内ダクトと、天井面に取り付けたフィルターの交換に手間がかかります。

ライン式の特徴

FEATURE

01

従来のダクト方式に比べて気流が安定

・清浄度及び温湿度のバラツキが少ない

・少ない換気回数で同じ清浄度を達成できる

02

クリーンルーム天井内のダクトが最小限

・階高の低い既設建物内にもクリーンルームの設置が可能

・クリーンルームの部屋高を高くできる

03

機械室が最小限

外気処理機器のみで空調機設置スペースが不要

04

現地工事期間の大幅な短縮

・工場製作が大部分で品質が安定

・組立作業が主で工期が短縮できる

05

クリーンルーム設置後の仕様変更が容易

・清浄度の変更

・装置増設に伴う内部発熱への対応

・部屋の拡張及び移設

様々な業種に対応しています

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お弁当・惣菜・サラダなどのチルド食品、製菓、ドレッシング、果汁飲料などの食品工場を設計・施工しています。

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